- 投稿日:2024.04.27
- 更新日:2024.05.27
包茎は男性にとって、とても大きな悩みです。とはいえ、簡単に人に相談できないため、ほとんどの人が一人で思い悩んでいます。「包茎手術って本当に安全?」「どこで包茎手術を受ければいい?」と悩まれている方は多いのではないでしょうか。
今回は、包茎手術が必要な包茎の種類、包茎手術の方法、包茎手術のメリットとリスク、クリニックの選び方を解説します。
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この記事の目次
包茎手術が必要な包茎とは?
包茎の状態は人それぞれで異なります。包茎手術が必要な包茎とはどのような種類なのか、以下で解説します。
真性包茎
真性包茎とは、勃起や手を使っても亀頭が露出しない状態の包茎です。包皮口が狭いことや亀頭と包皮が癒着していることが原因で、包皮を剥くことができません。
真性包茎の場合、包皮内が非常に不潔になりやすいため嫌な臭いを発しやすいだけでなく、雑菌・ウイルスが増殖しやすいため亀頭包皮炎・性病などのリスクが高まります。さらに、陰茎がんリスクも高まりやすいと言われています。また、性交時に痛みを生じやすい、男性不妊の原因になるなど、性行為における問題もあります。
このように真性包茎は機能的に問題があると判断でき、手術を必要とする包茎といえます。
カントン包茎
カントン包茎とは、剥けた包皮が元に戻らなくなり、亀頭や陰茎を締め付けてしまっている状態の包茎です。包皮口が狭く、亀頭に引っかかってしまうため、包皮が元に戻らなくなってしまっています。カントン包茎になると、強く締め付けられて亀頭や陰茎の血流が悪化します。放置すると血液が溜まって腫れや痛みを生じ、最悪の場合は組織が壊死する可能性もあります。そのため、カントン包茎になってしまった場合は、なるべく早く包茎手術することが大切です。
仮性包茎
仮性包茎とは、勃起時または手を使うことで亀頭が露出できる状態の包茎のことです。包皮口は十分に広く亀頭と包皮の癒着などはありませんが、陰茎よりも包皮が長いことで非勃起時に亀頭が覆われてしまいます。
仮性包茎は真性包茎やカントン包茎と違い、機能的な問題やリスクはあまりなく、必ず手術しなければならないということではありません。ただし、ペニスが幼く見えるなど見た目の問題や不衛生になりがちという問題があるため、コンプレックスの改善などを目的として包茎手術を検討するケースは十分にあります。
包茎手術とは?その種類や内容
包茎手術とは、外科的な処置により包茎を改善する治療法です。ここでは、包茎手術にはどのような種類があるか、また手術内容について解説します。
切らない包茎手術
ペニスにメスを入れることなく包茎を改善する方法です。亀頭増大や医療用の糸・接着剤により包茎を改善します。
亀頭増大術では、ヒアルロン酸などの薬剤を注入して亀頭を大きくします。大きくなった亀頭のカリに引っかかることで包皮が戻らなくなり、非勃起時も亀頭を露出したままにできます。医療用の糸や接着剤を用いる場合は、包皮を剥いて根元に集め糸や接着剤で固定し、亀頭の露出状態を維持させます。
切らない包茎手術はダウンタイムが短く気軽に実施できます。しかし、効果は永続的ではないため、いずれ包茎状態に戻ります。また、軽度の仮性包茎のみしか実施できません。
切る包茎手術
余っている包皮を切除して亀頭を露出させる方法です。
切る包茎手術は、包皮をリング上に切除する環状切開術が一般的です。包皮がどれくらい余っているのか計測し、ペニスに麻酔注射をした上でメスにより包皮を切除して、縫合をしたら手術完了です。
余った包皮がなくなるため、後戻りすることなく術後ずっと亀頭を露出し続けられます。切らない包茎手術のように仮性包茎だけではなく、真性包茎やカントン包茎でも確実に改善できます。
包茎手術を受けるメリット
包茎手術を受けることでどのようなメリットがあるのでしょうか。以下で紹介します。
清潔になる
亀頭が露出するようになるため、清潔な状態を保ちやすくなります。
包茎の場合は亀頭が包皮で覆われていて、隅々まで洗浄することが困難です。仮性包茎は手で剥いて洗えますが、真性包茎の場合はできません。そのため、不衛生になり嫌な臭いを発しやすくなります。
包茎手術を受ければ、亀頭が常に露出して汚れが溜まりにくくなります。カリや裏筋など汗や皮脂などの汚れが溜まりやすい部分もしっかり洗えますので、衛生的な状態を保ちやすくなることでしょう。
性病リスクが減る
性病リスクを軽減できることも、包茎手術を受けるメリットです。
包茎だと、包皮内部が不衛生になって雑菌・ウイルスが増殖しやすくなります。包皮や亀頭にできた細かい傷からそれらが侵入すると、腫れ・痛み・かゆみなどを生じます。悪化して亀頭包皮炎になることも珍しくありません。
そうした弱った皮膚は性病にも弱く、尖圭コンジローマなどの病気になる可能性が高まります。性病にかかると自分だけでなくパートナーにも迷惑をかけてしまうことが問題です。
排尿時に飛び散らない
排尿をスムーズに行えるようになることもメリットです。
たとえば真性包茎の場合、包皮が尿道の邪魔をします。そのため、尿が飛び散りやすくなり、便器から外れたりズボンに引っかかってしまったりといった問題が起きやすいのです。
包茎手術をすれば、邪魔になる包皮がなくなりますので、まっすぐ狙った場所に排尿できるようになります。そのため、トイレ掃除の手間がなくなり、ズボンを濡らして恥ずかしい思いをすることがなくなります。
陰毛が絡まない
包茎手術をすれば、陰毛が絡むこともなくなります。
仮性包茎の場合、勃起後などに包皮が元に戻るタイミングで陰毛が絡むことがあります。陰毛が引っ張られる痛みだけでなく、包皮口が陰毛で圧迫される痛みも生じてしまいます。たとえばスポーツなど激しい運動をしているときに急に陰毛が絡むと、痛みのせいでパフォーマンスを発揮できないということも起こり得ます。
包茎手術をすれば、陰毛が絡んで痛い思いをすることがなくなります。
早漏・遅漏の改善
包茎手術によって早漏・遅漏の悩みを解決できる可能性があります。
仮性包茎の人は、非勃起時に亀頭が包皮で守られているため、外部からの刺激に弱く敏感になりやすい傾向にあります。敏感な亀頭はすぐに性感が高まり、射精感もすぐに高まりやすいものです。そのため、仮性包茎は早漏になりやすい傾向にあります。
逆に真性包茎の場合は、挿入時も亀頭が包皮で覆われているため、膣の刺激を感じにくくなります。また、包皮口が引っ張られる痛みも生じることがあり、性感を得にくくなって遅漏になることも少なくありません。
包茎手術をすれば、常に亀頭が露出して外部からの刺激に強くなり、性行為時も正しく性感を得やすくなります。そのため、早漏・遅漏の改善につながりやすいのです。
コンプレックスの解消
「包茎」へのコンプレックスを解消できることは、包茎手術のもっとも大きなメリットといえます。
包茎の悩みはなかなか他人に話せるものではありません。そのため、多くの人は一人で思い悩んでしまっています。「他人に見られたくない」という思いがあり、銭湯に入ったりパートナーと性行為を楽しんだりする機会も減るかもしれません。また、コンプレックスが強くなったせいで、EDや射精障害などの問題につながることもあります。
包茎手術をすれば包茎は確実に改善でき、コンプレックスの解消も望むことができます。
包茎手術にリスクや副作用はない?
包茎手術って本当に安全?と心配している方は多いかもしれません。ここでは、包茎手術におけるリスクや副作用の有無について解説します。
勃起時の突っ張り
包茎手術は余った包皮を切除する手術です。そのため、手術後最初の勃起時には多少の違和感があるかもしれません。人によっては突っ張る感じがするかもしれませんが、包皮は時間の経過とともに適度に伸びていき、突っ張りも消えていきますのでご安心ください。
見た目について
執刀医の技術力によっては切除部分がかなり目立つことがあります。包皮は先端と根元部分で色味が異なります。そのため、多少の違和感が出てしまうのは仕方ありません。熟練の医師であれば仕上がりにこだわり、その違和感を最小限に抑えて手術跡を目立ちにくくすることが可能です。
性感への影響
包茎手術により性感が著しく低下することはありません。真性包茎の方であれば、包皮に邪魔されずに性行為を楽しめますので、むしろ性感がアップする可能性が高いです。ただし、仮性包茎の場合は亀頭が常に露出するようになって刺激に強くなり、性感が弱くなる可能性があります。しかしそれは、正しく性感を得られるようになった証拠であり、早漏改善につながるものであるといえます。
傷口が開く
術後は安静にしていないと傷口が開くことがあります。個人差がありますが、激しい運動や性行為は1ヶ月後くらいから行えるようになります。それ以前にマスターベーションなどを行ってしまうと、傷口が開く恐れがあります。1ヶ月以上経過して傷口がしっかり治癒しているのであれば、包皮を切除した部分の傷が開くことはありません。
包茎手術後の知っておきたい注意点
包茎手術後の注意点もぜひ覚えておきましょう。
入浴
シャワーについては、患部を濡らさなければ包茎手術当日でも行えます。入浴については、患部の状態を見ながら術後1週間くらい経過後に可能になります。ただ、あまり長湯をすると血行が良くなりすぎて、腫れ・出血などが起きる可能性もありますのでご注意ください。
運動
包茎手術は日帰り手術なので、歩行程度であれば当日から問題ありません。ただし、走るなど激しい運動は控えてください。自転車に乗る程度であれば、術後3日目くらいからできるようになります。
性行為
マスターベーションを含む性行為は、傷口がしっかり塞がってから可能です。目安としては術後4週間程度になります。勃起に関しては、朝勃ちなど生理現象のものであれば問題ありません。ただし、意図的に勃起することはお控えください。
アルコール・喫煙
アルコールや喫煙については厳しい制限はありません。しかし、大量の飲酒・喫煙は血流を乱すものですので、なるべく控えることをおすすめします。
包茎手術を受けるクリニックの選び方
包茎手術は比較的安全な手術です。しかし、クリニックによって実績・経験、在籍医師の技術力には大きな差があります。そのため、きちんと考えずにクリニックを選んでしまうと後悔する可能性が高まります。ここでは、包茎手術を受けるクリニックの選び際のポイントを解説します。
医師やスタッフの対応
安心して包茎手術を受けるためにも、医師やスタッフの対応が良いクリニックを選びましょう。
包茎の悩みはとてもデリケートなもの。もし強引に治療を決められて進められてしまえば、きっと後悔するはずです。だからこそ、包茎の悩みに寄り添って、しっかり話を聞いてくれる医師を選ぶことが大切です。親身になってくれる医師であれば安心できますし、納得・満足できる包茎手術を受けられることでしょう。
実績の有無
包茎手術を受けるならば、必ず実績豊富なクリニックを選びましょう。
包茎手術を行っているクリニックは数多くありますが、中には実績・経験の少ないところもあります。そういったクリニックだと、執刀医の技術力が低いことも少なくないため、満足行く仕上がりにならない可能性があります。
長い年数運営している、症例数が多いところであれば、熟練の医師が在籍しているので安心です。
費用
費用が明確でわかりやすいところならば、安心して包茎手術を受けられます。
包茎手術の費用は、保険診療でない限りはクリニックごとに異なります。しかし、費用の安さだけで選ぶと、知識・技術が十分とはいえない医師が手術を担当することも少なくありません。医師・スタッフの対応や実績なども考慮した上で、納得できる費用感のクリニックを選びましょう。
アフターケア
包茎手術は経験豊富な医師であれば安全に行うことができる手術です。しかし、手術を受けた後は誰もが不安や疑問を抱えるものです。アフターケアが万全なクリニックであれば、そうしたお悩みにもしっかり応えてくれます。また、出血や傷口が開くなどのトラブルの際も、再診を受けられるところであれば安心です。
まとめ
今回は、包茎手術について解説しました。
真性包茎やカントン包茎の場合、機能的な問題や組織が壊死するリスクがあるため、包茎手術するべきです。仮性包茎については必須ではありませんが、見た目にコンプレックスがあるなどのケースでは、検討する必要があるでしょう。
包茎手術を実施しているクリニックはたくさんありますが、実績・経験、医師・スタッフの対応力、費用感、アフターケアの万全さなどにはかなりの差があります。安心して包茎手術を受けるためには、これらにこだわってじっくり選ぶことが大切です。
東京ノーストクリニックは創業から35年、症例実績12万件以上の包茎治療専門クリニックです。専門知識を持つ医師が患者さんに寄り添ってお話を伺い、それぞれにあった治療法をご提案します。熟練の業で仕上がりにこだわって施術しますので、術後もそれほど目立ちません。より美しい見た目を実現する「美容形成術」もご提供していますので、ぜひご相談ください。
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