真性包茎とは？その原因やデメリットと治療法について解説

真性包茎は、亀頭が常に包皮で覆われているため、見た目だけでなく機能面でもさまざまな問題があります。しかし、なかなか人に話せる話題ではなく、一人で思い悩む方も少なくありません。「パートナーの前で裸になれない」「どうして真性包茎になるのだろう」「真性包茎を治したい」と疑問や不安を持つ方もたくさんいることでしょう。

そこで今回は、真性包茎とは何なのか、真性包茎の原因やデメリット、真性包茎の治療について解説します。

真性包茎とは

真性包茎とは、非勃起時だけでなく、勃起時や手を使っても亀頭を露出できない状態の包茎のことです。包皮口が狭いことや、亀頭と包皮が癒着していることが原因で起こります。

誰でも、生まれたばかりの赤ちゃんのころは包皮口が狭く、亀頭と包皮が癒着しているため全員が真性包茎です。その後、成長にともなってペニスも大きくなり、癒着が徐々に剥がれて包皮口が広がっていきます。小学生から中学生くらいになると、手を使えば剥けるくらいになることがほとんどです。さらに思春期に入ると男性ホルモンの影響で亀頭・陰茎が一気に成長して、真性包茎はほとんど解消されます。

しかし、成人しても真性包茎が解消されないケースがあります。成人後はペニスが成長せず、自然治癒する可能性はほぼなくなるため、包茎手術を検討しなければいけません。

真性包茎の原因

真性包茎の主な原因は、包皮口が狭くなっていることです。亀頭よりも包皮口が狭いため手を使っても包皮を剥くことができません。また、亀頭と包皮が癒着してしまい、無理に剥こうとすると痛みを生じることもあります。

包皮口は先天的に狭い場合もありますが、亀頭包皮炎などを繰り返して後天的に包皮口が硬く狭くなり、真性包茎になるケースもあります。亀頭包皮炎は生活習慣病が影響して頻発することがあり、糖尿病などがある人は注意が必要です。

また、幼少時に親が包皮を剥いて洗う習慣がなかったり、成長期にペニスが正常に成長しなかったりすることも要因として挙げられます。つまり、真性包茎はさまざまな要因が絡み合って引き起こされていると考えられるわけです。

真性包茎のデメリット

真性包茎は包茎の種類の中でももっとも重度な状態であり、デメリットも数多くあります。主にどのようなデメリットがあるのか、以下で解説します。

不衛生になる

真性包茎は他の包茎と比べてかなり不衛生な状態になりやすいです。

真性包茎は包皮を剥くことができず、入浴時に亀頭をしっかり洗うことができません。尿や精液のカスも溜まりやすく、恥垢も発生しやすいのが特徴です。恥垢には多くの雑菌やウイルスが存在し、独特な嫌な臭いを発します。夏場など蒸れやすい時期はその臭いもきつくなり、周囲に迷惑がかかってしまう可能性もあることでしょう。

性病リスクが高い

性病リスクが高いことも真性包茎のデメリットです。

真性包茎だと、包皮を剥いて隅々まで洗うことができません。さらに、常に包皮で覆われている状態なので、亀頭やその周辺が蒸れやすくなっています。そのため、汚れが溜まりやすく雑菌・ウイルスの温床となっています。包皮内板や亀頭の細かな傷からそうした雑菌やウイルスが体内に侵入すれば、亀頭包皮炎などの炎症だけでなく、尖圭コンジローマなどの性病にもかかってしまうことでしょう。このように、真性包茎は不潔で雑菌・ウイルスを増殖させやすい環境であるために、性病リスクも高いといわれています。

排尿時に飛び散る

真性包茎だと、排尿時に尿をコントロールできないことがあります。

亀頭が常に包皮で覆われていて、尿道も包皮によって塞がれています。そのため、排尿時には包皮が邪魔になってうまくコントロールできず、飛び散ってしまう可能性があるのです。真性包茎の方は、排尿のたびに便器やその周辺を汚してしまったり、ズボンを濡らしてしまったりなどで悩む方が少なくありません。

遅漏になることがある

真性包茎により遅漏になることもあります。

たとえば、仮性包茎の場合は包皮で守られていた亀頭が勃起時に露出します。敏感な亀頭が直接膣の刺激を受けてしまうため、早漏になりやすい傾向にあります。

一方、真性包茎の場合は非勃起時・勃起時いずれの場合も亀頭が包皮で覆われています。厚みのある包皮によって膣の刺激を受けにくくなれば、当然性感も得にくくなることでしょう。さらに、勃起することや膣での摩擦により、狭い包皮口がこじ開けられるような痛みが出ることもあります。そのため、真性包茎の場合は性感を得にくく、遅漏になりやすいのです。

正常な性行為が困難である

真性包茎は遅漏だけでなく、正常な性行為そのものが困難になる恐れがあります。

真性包茎では、勃起しても亀頭が露出することがありません。重度の真性包茎だと尿道も顔を出すことがなく、包皮で遮られてしまいます。そのため、射精しても十分な精液を膣内に送れなくなり、男性不妊になる可能性があるのです。

他にも、包皮により亀頭のくびれが失われるため、コンドームが外れやすいなどの問題もあります。

見た目がコンプレックスになる

真性包茎であるほとんどの人が持つ悩み、それは見た目の問題です。

真性包茎は、非勃起時・勃起時いずれの場合も亀頭が露出しません。そのため、見た目が幼く見えやすく、同性からからかわれてしまうこともあります。女性からも「包茎なんだ…」と何気ない一言を言われ、心が深く傷つくこともあるでしょう。そうした辛い経験をすることで、性行為に積極的になれないだけでなく、EDや射精障害などの新たな問題を生じさせる可能性があります。男性にとってのシンボルであるペニスだからこそ、真性包茎の見た目の問題は大きなデメリットといえるでしょう。

真性包茎は治療すべき？

「真性包茎ってこのままでもいい？」「真性包茎は治療しなければいけない？」そう疑問を持つ方もいることでしょう。前述の通り、真性包茎は数多くのデメリットがあります。勃起時や手で包皮を剥ける仮性包茎とは違い、機能的に問題がある包茎です。亀頭包皮炎や性病リスクが高く、性行為も満足に行えないため、真性包茎は治療すべき包茎であるといえるでしょう。組織の壊死リスクがあるカントン包茎と違って今すぐにというわけではありませんが、なるべく早く治療することをおすすめします。

真性包茎の自力改善はリスクしかない

「手術は怖いので自力で改善を…」という方もいるかもしれませんが、絶対におすすめしません。

市販グッズを使った包茎改善は、百害あって一利なしです。そもそも、市販の改善グッズは医学的に効果があるとは言い難いものばかりです。無理に使用すれば、包皮を傷つけたり、癒着を無理に剥がして亀頭の形を変形させたりするなどのリスクがあります。大切なペニスを傷つけないためにも、包茎専門のクリニックで手術することをおすすめします。

真性包茎手術とは？その流れ

真性包茎を確実に改善するならば手術をしましょう。

包茎手術とは

真性包茎の手術では、狭い包皮口や余った包皮を切除して亀頭を露出させます。

真性包茎は機能的に問題のある包茎であり、泌尿器科で保険適用による手術を受けられます。しかし、保険の包茎手術はできることに限りがあるため、仕上がりにこだわることができません。見た目にこだわるのであれば、きれいな仕上がりが望める自費診療のクリニックを受診しましょう。自費診療のクリニックでは、より美しい見た目にする技術もあります。たとえば、東京ノーストクリニックでは独自の「美容形成術」という施術により、美しい見た目を実現できます。

包茎施術の流れ

ここでは、東京ノーストクリニックにおける真性包茎手術の流れをご紹介します。

1. ご予約： Webやお電話からご予約いただけます。24時間の電話相談も行っていますので、緊急の場合や不安があればいつでもお気軽にご連絡ください。
2. カウンセリング：専門医が患者さんからお話を伺って実際にペニスを診て、お悩みやご要望にあった治療法をご提案します。治療法や費用についても丁寧に説明しますのでご安心ください。
3. 二段階麻酔：東京ノーストクリニックでは、麻酔注射の前に表面麻酔をすることで、注射針が刺さる痛みもほぼなくしています。手術は麻酔薬がしっかり効いてから行いますので、術中の痛みももちろんありません。
4. 手術：東京ノーストクリニックは症例実績12万件以上を誇るクリニックで、在籍する医師は熟練の腕を持っています。仕上がりにこだわって施術しますので、手術痕もほとんど目立ちません。独自技術の「美容形成術」もご提供可能です。
5. アフターケア：手術後、何かトラブルがあれば、全国35院ある東京ノーストクリニックでいつでも再診を受けられます。治療後の不安や疑問についても、専門カウンセラーが24時間お電話で対応しています。お気軽にご連絡ください。

真性包茎手術後の注意点

真性包茎の手術後は、傷が治癒するまで安静にすることが大切です。よりスムーズに治癒させるために、以下のようなことにご注意ください。

入浴やシャワー

シャワーは手術当日からでもOKですが、患部は濡らさないようにしましょう。入浴については、術後7日くらいを目安に可能です。ただ、血行が良くなりすぎて出血することがありますので、長湯したり熱いお湯につかったりするのはお控えください。公衆浴場の利用は、感染症リスクを避けるために、3～4週間くらいしてからがおすすめです。

運動

手術後すぐに歩行程度であれば問題なく行えます。自転車はサドルが股間に負荷をかける可能性があるため、術後3～4日くらいはあけて様子を見ながら乗ってください。走るなどのある程度激しい運動については術後数週間あけましょう。

性行為

マスターベーションを含む性行為については、術後1ヶ月以上あけてから行ってください。術後1ヶ月以上経っていても、不安があれば様子を見ましょう。勃起については朝勃ちなどの生理現象については大丈夫です。性的興奮によるものや意図的な勃起は血液がペニスへ急激に集まるため危険です。治癒期間中はお控えください。

アルコールや喫煙

アルコールや喫煙の制限はほぼありません。ただし、なるべくスムーズに治癒するためには、飲酒・喫煙は控えることをおすすめします。

まとめ

今回は、真性包茎とは何なのか、その原因やデメリットについて解説しました。

真性包茎は仮性包茎に比べると重度な状態です。機能的な問題があることから日常生活や性生活にさまざまな悪影響を及ぼします。そのため、なるべく早く治療することをおすすめします。

包茎手術は人生のうちで何度もするものではありません。だからこそ、満足できる手術をするためにも、クリニック選びがとても大切です。実績や経験が豊富か、医師やスタッフの対応は丁寧で信頼できるか、アフターケアはしっかりしているかなど、さまざまな角度から比較していきましょう。

東京ノーストクリニックは創業35年、症例実績12万件以上の老舗のクリニックです。専門知識と経験豊富な医師が患者さんに寄り添って、お悩み・ご要望をしっかり伺います。患者さんのご要望や包茎の状態にあわせて適切な治療をご提供しますのでお任せください。「真性包茎を治したい」とご希望でしたら、メールや電話にていつでもご相談ください。